アトピー性皮膚炎の治療について

アレルギー・皮膚疾患

こんにちは。

 

今日はアトピー性皮膚炎の治療について

 

お伝えしていきたいと思います。

 

アトピーという言葉はギリシャ語で「奇妙な」という

 

意味に由来しています。

 

私自身、子供の頃からアトピー性皮膚炎があり

 

痒くなると薬を塗るということを繰り返していました。

 

中学から大学までは比較的、症状が落ち着いていましたが、

 

社会人になるとストレスの影響か食生活の影響か

 

度々、皮膚湿疹が出現するようになりました。

 

そして皮膚科に行くと湿疹の程度に応じてステロイド剤と保湿剤を

 

出していただきます。

 

皮膚科でもらったステロイドという「魔法の薬」を塗ると

 

不思議なことに炎症はサッと引いてきます。

 

しかし私の場合は、激しい運動をした後や、強いストレスを感じた後、

 

飲酒後などには皮膚炎が再発しました。

 

そして、その都度、ステロイドに頼っていると

 

次第にストレス環境下に置かれなくても周期的に皮膚湿疹が

 

出るようになってきました。

 

「ステロイドを塗り3〜4日調子がよく、その後はまた皮膚湿疹が出現する。」

 

気がつくとステロイドなしでは皮膚炎を鎮めることができなくなり

 

この状況でようやく危機感を覚え、ステロイドを止めようと決意しました。

 

ステロイドを止めるに辺り、二つの問題にぶつかります。

 

1つ目に根本的な治療法を探さなければならない。

 

2つ目に痒みに対して対策を練らなくてはならない。

 

1つ目に関しては

運良く、有馬陽子先生、崎谷博征先生の理論に出会い、

食事療法で順調に改善に向かっています。

 

その食事療法とは・・・

簡単にいうと脂肪を分解させないこと

これが一番大事なのです。

 

ん?と思われるかもしれませんが、エネルギー代謝に脂肪

(特に多価不飽和脂肪酸)を利用することで

血中に遊離脂肪酸という形で脂肪が浸出してきます。

その脂肪酸が多価不飽和脂肪酸であれば、リーキーガットから全身の炎症を

惹起しますし、脂肪酸の代謝産物自体も炎症を促進します。

また多価不飽和脂肪酸は神経や血管、胸腺にもダメージを与えます。

その結果、血液循環も悪くなりますし、リンパ球の機能にも異常をきたします。

 

脂肪を分解させるということは、ざっと述べてもこれだけのデメリットが

 

あるのです。

 

では脂肪を分解させないためにはどうすればいいのでしょうか?

 

1 果物・蜂蜜を常食する(1日砂糖170g以上を目安に)

2 多価不飽和脂肪酸を避ける

具体的には調理に油をなるべく使わない

パン、海藻、大豆、魚などを避ける

お菓子を買うときは原材料名を必ずチェックし 

植物油脂フリーのものを選ぶ

3 適度な運動を心がけ、激しい運動は避ける

 

こういったことで少しずつ脂肪のエネルギー代謝から糖のエネルギー代謝

 

切り替わっていきます。

 

この食事療法を初めて3ヶ月程度経過しますが

1ヶ月辺りでステロイドは使わなくてもよくなりました。

 

現在の状況としてはまだ皮膚湿疹が残り、かゆみもありますが

少し掻いても赤みが急激に強くなることもなければ、

確実に痒みの出現する範囲は狭くなってきています。

このまま続けて完治を目指したいと思います。

 

また痒み対策については、現在では多少掻いても炎症が激化することは

なくなったので、保湿クリームを塗る程度です。

ステロイドを使わなくなってから、しばらくの間は皮膚湿疹も痒みも

これまでにないくらいひどく、この痒みをどうしたらいいものかと

悩んでいました。

大抵、就寝時に痒みが増しますので氷枕を患部に当てたり、

交代浴をしたりしました。

この方法が正解かはわかりませんが、掻きむしって出血するよりかは

幾分かマシで痒みもおさまるので自分としては頼りになる手段でした。

 

これまで対症療法でしか炎症を鎮静できなかったのが

今現在では着実に根本的な治癒に向かっていることに

喜びを感じています。

また自分自身だけでなく、いつも関わらせていただいている

患者様の慢性疾患も治癒に向かわせることができるのではないかと

ワクワクした気持ちもあります。

 

これからも自身の健康管理、患者様の症状改善に向けて

コツコツとやっていきます。

 

アトピーでお悩みの方はぜひこの記事を参考にしてみてください☆

 

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