こんにちは。
今日から8月ですね。
さて、私は整形外科クリニックで勤務するようになってから
「脊柱側弯症」という疾患名がついた患者様に対してリハビリを提供する機会が
増えました。
「脊柱側弯症」とは背骨が左右に曲がる病気で、一般的には原因不明とされています。
学校の検診で引っかかって受診される子供や親が「子供の姿勢が気になる」といって
受診される方もいらっしゃいます。
また実際に肩こりや腰痛で来院されレントゲンをとると
「脊柱側弯症」が見つかるケースもあります。
私は「根本原因を改善させていく」がモットーですので
基本的には全身を評価するようにしています。
その中で脊柱側弯症と診断を受けた方に共通した事象があることに気づきました。
それはほぼ100%足部に問題があるということです。
問題の多くは足関節や足部の不安定さ、グラつきにあります。
脊柱側弯症の方の足を観察してみると
足趾を過剰に握りこんでいたり、扁平足や外反母趾があったりします。
また実際に足部を評価しても、足のどこかにグラグラしている部分があります。
足というのは簡単にいうと
硬くなったり柔らかくなったりすることで機能を果たしてくれます。
この足部が硬くなったり、柔らかくなったりすることで
前後方向のバランスを上手く保つことができます。
足部の機能を確認する際に爪先立ちやつま先挙げをしていただくことがあります。
爪先立ちの際に骨盤が前に出てきたり、足趾を握りこんだり
また、つま先挙げの際にお尻が後ろに引けてしまったりする方が多くいらっしゃいますが
このような方は足部が上手く機能していないといえます。
本来、背骨というのは前後にカーブがあり前後でバランスをとっているのですが
足部の機能低下により前後でバランスをとることが難しくなり
左右でバランスをとるようになった結果が側弯症であると推測することができます。
岡山で整体をされている堀和夫先生が4DSソックスという靴下を開発されています。
軽度の側弯症であれば、その靴下を履くことでその場で側弯が改善されることを
動画で示されています。
私はこの動画をみて、やはり側弯の原因の多くは足元にあることを確信しました。
今の時代、我々が接地している部分はほとんどが平坦なコンクリートになっているため
普通に生活をしていると足部に硬くなったり柔らかくなったりする機能が
求められません。
それゆえに現代人には扁平足や側弯症が増えてきているのです。
私が学生の頃は扁平足だからリハビリに通っている
側弯症でリハビリに通っているというような友達は皆無でした。
それでは、側弯症を改善させていくに辺り何をしていけばいいか?
もし、足や膝に痛みがないという方であれば
砂利道などの凸凹道を歩いてみたり、裸足で土の上を歩くことを
習慣にしてみてください。
既に側弯症による腰の痛みや足や膝に痛みを抱えておられる方は上記の方法は
オススメできません。
そのような方は先ほど名前を出させていただいた堀和夫先生開発の
4DSソックスを購入されるか、super feetのインソールやソックスを購入されることを
オススメします。
また普段から履くシューズも非常に重要で踵周囲が安定している(硬い)ものを
選ぶようにしましょう。
脊柱側弯症でお困りの方のお役に立てると幸いです☆
最後までお読みいただきありがとうございました。