「塩」はいつから悪者になったのか?

健康ブログ

こんにちは。

 

 

 

理学療法士兼個人コンサルタントの湯浅です。

 

 

 

以前、当ブログの中で「塩」は医療の歴史から見ても

 

 

身体の状態を整える物質として有効であることをお伝えしてきました。

 

 

塩は「白い金」

 

健康の秘訣は積極的な塩分摂取

 

 

 

 

 

 

では、いつから塩が悪者扱いされるようになったのでしょうか?

 

 

ではこれから2つの研究を紹介します。

 

1つ目

1953年、米国のメーネリー博士が

「10匹のネズミに、体重の10%にあたる1日20g〜30gの高塩分を

6ヶ月食べさせ続けたところ、4匹が高血圧になった」という実験。

 

 

2つ目

「1日の食塩摂取量が平均13〜14gの南日本の人々の高血圧発症率約20%、

1日食塩摂取量が27〜28gと2倍の食塩摂取をする北日本の人々の高血圧発症率

約40%」という結果が出た実験。

 

 

これらの実験がきっかけとなり

「塩分の過剰摂取は高血圧を引き起こす」

「塩分は脳卒中の元凶である」

 

ということになり

 

1945年頃より高血圧の方が多い北日本から減塩運動が開始されました。

 

 

 

 

 

皆様、どう思われますか?

 

 

 

 

 

 

「へー、なるほどと思われた方」

 

 

 

もっと情報を俯瞰した方がいいです。

 

 

 

この実験のおかしな点を記述していきます。

 

・まずラットで1日20〜30gの食塩というのは人間でいうと

1日6kgの食塩に相当します。

その中のラットでも高血圧になったのは4匹で残りの6匹は高血圧にならなかった

という点にも注目すべきだと思います。

 

・2つ目の実験では塩以外のことが全く考慮されていません。

気温が低いと当たり前ですが、血管は収縮し、血圧は高くなりますし

運動習慣も少なくなってしまいます。

 

・仮にこれらのことを真に受けたとして

では、そもそも高血圧は本当に問題なのでしょうか?

我々は低気圧より高気圧の方が体調が良いことを身体レベルで体感しています。

入浴中も水圧により血圧は上がるはずですがお風呂は気持ちいいものです。

そもそも寒い北日本の方々は体温を上げて、元気な状態を保つために

塩をたくさんとっていた可能性だってあります。

 

 

 

 

このようにすごい人が言ったから「はい、そうですか。」

 

 

みんなが言っているから「はい、そうですか。」

 

 

ではなく、様々な側面から情報を俯瞰する。

 

 

 

疑問を持ったら自分で実験をし効果検証を行う。

 

 

 

ということを行なっていくべきです。

 

 

 

基本的に3ヶ月、半年レベルで実験しないと判断はできません。

 

 

 

「今日摂取して明日調子が悪いからやめる」というものではありません。

 

 

人の細胞は100日周期で生まれ変わります。

 

 

最低、3ヶ月は実験です。

 

 

そして健康レベルを上げるために

 

 

 

実験→経験→内省→思考のサイクルを何周も何十周も回すのです。

 

 

 

気がつけば「揺るがない元気」を手に入れているはずです。

 

 

 

真・健康情報としてお役に立てれば幸いです☆

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