こんにちは。
今回はモデル歩きについて解説していきます。
皆さん、モデル歩きというとどのようなイメージでしょうか?
私の場合は「1本線の上を歩く」というイメージが真っ先に浮かびます。
いくつか写真を並べてみました。
1本の線上を歩くことを1軸歩行、中心軸歩行と呼びます。
2本の線上を歩くことを2軸歩行と呼びます。
モデルさんは1軸歩行、短距離選手タイソン・ゲイ、アサファ・パウエルなども
どちらかというと1軸での走行です。
続いて2軸の例を挙げると江戸時代の商人さんやウサインボルト選手などです。
ウサインボルト選手に限らず、体幹をダイナミックに左右に揺さぶりながら
走っている選手はほとんど2軸です。
効率の面から言うと、明らかに2軸の方が故障はしにくいと言えます。
1軸歩行では腰部の回旋が強くなったり、太ももの外側の筋肉への負担が
大きくなったりして腰痛や下肢痛を引き起こしやすいのです。
こういった理由から私はモデル歩きには大反対でした。
以前は・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・です。
先日テレビ番組で一流モデルがウォーキング指導を行っていました。
そこでの一部始終です。
モデルさん:まずはヒールを履いてー
私:この時点で足首は底屈位で固定されたな・・・・
モデルさん:膝は曲げないように常に伸ばす意識で
私:膝の屈伸も許されないのか・・・・
私:やっぱりモデル歩きはかなり酷だな・・・
モデルさん可愛そう・・・・
モデルさん:では腕の振り方です。
腕は横で振るのではなく後ろで振りましょう。
私:ん?どういうこと?
モデルさん:そして太ももの外側を手のひらで撫でるようにしましょう。
私:とりあえずやってみるか・・・・・
ん?めちゃくちゃ楽だ。
そしてコアの賦活も感じる。
実際の画像がこちら
向かって右側が手の振り方を意識した方
なんと、手を後ろで振る、かつ太ももの外側を撫でる意識で上半身は2軸に
なるのです。
職場で後輩に試してみると
やはり手の振り方の意識を加えると
モデル歩きでも
腹圧が高まります
ちなみに手を身体の真横で振ると
体幹の安定性が損なわれます。
よくよく考えてみると
女性の場合、骨盤が広い分、相対的に大腿骨は内に入ってしまうのです。
うちの3歳の娘を見ていても大丈夫か?というくらい内股です。
それを2本の線上を歩くようにというのは少し難しい気もします。
また仕事でどうしても女性らしく振舞う必要のある方、ヒールを履く必要のある方
などは2軸がいいとわかっていてもできません。
そんな方でも上半身の2軸は可能だということが
モデルさんのおかげでわかりました。
ぜひ女性の皆さんはモデル歩きの練習をしてみてください。
ポイントは
腕は後ろで振る
太ももの外側を撫でるようにする
です。
上手くできれば
腰痛や膝痛の改善にもつながるはずです。
皆さんが健康に過ごせるよう祈っております。
最後までお読みいただきありがとうございました☆