ダイエットと痛み

ダイエット

こんにちは。

 

 

本日はダイエットについてお伝えしていきます。

 

 

私は整形クリニックに勤務する中で

 

減量には成功したが減量後しばらくすると痛みが出てきた。

 

という症状を抱えた患者様を何名かみてきました。

 

症例を提示しながら解説していきます。

Aさん 40歳代男性

容姿:黒ずんだ肌、頰はややげっそりしている

主訴:尾骨周囲の圧痛

立つ・歩くなどは問題ないが座って尾骨がずっと当たっていると

我慢できない

所見:全身的の柔軟性低下著明

尾骨周囲の癒着・線維化もあり

 

本人としては「痩せたことで脂肪が減り、直接骨が当たるようになり痛い。」

と思われている。

 

ポイントは黒ずんだ肌、尾骨周囲の癒着・線維化、全身の柔軟性低下です。

 

一見、どれも関係ないようにみえますが

 

これらは全て血中にプーファ(多価不飽和脂肪酸)が遊離した結果です。

 

プーファが血中を遊離していると肌が黒ずんだり、シミができやすいということ

プーファ自体が慢性炎症を引き起こすということ

プーファが神経・血管にダメージを与えるということ

 

このような事実からこの患者様がどのようにダイエットに取り組んでいたのか

 

想像がつきます。

 

 

 

 

 

 

 

「糖質制限」です。

 

 

糖質制限は体重を短期間で落とすには手っ取り早いですが

このようにデメリットも多くあります。

 

 

むしろ長期的にみるとデメリットが前面に強く出てきてしまいます。

 

 

おそらくこの患者様の今後としては、

今の食事方法を続けて体調がどんどん悪くなる

痩せたことをきっかけに食生活が元に戻りリバウンドする

今の食事方法では問題があることに気づき、違う食事方法を実践する

 

のいずれかだと思います。

 

今回は痛みの改善のために整形外科を受診され、

食事方法については減量にも成功しているため悪いはずはないと

思われていました。

 

ですので糖質制限が悪いということをお伝えすることはできなかったのですが

 

どんな食事方法でも最低ヶ月、理想的には1年は経過を追わないと

 

良い、悪いは判断できません。

 

 

ですが、これからダイエットをしようと思っている方、

ダイエットをしているが上手くいっていない方には「糖質制限」だけは

オススメできません。

 

 

プーファフリーで砂糖・果糖を摂取し、

2、3年かけてジワジワと痩せることをオススメします。

 

この痩せ方には辛抱も必要ですが、副産物として

肌や髪に艶が出る

疲れにくくなる

筋肉や関節が丈夫になる

といった効果も期待できます。

 

皆さんならどちらを選ばれますか?

 

最後までお読みいただきありがとうございました☆

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