メタトロン症例①

メタトロン症例

こんにちは。

 

今回は具体的にメタトロンの症例について解説していきます。

 

今回の症例の特徴としては

「あるロードレースの大会までに減量しないといけない、

そのために、ハードなトレーニング糖質制限をしていたら

疲労が抜けない」といった方の例です。

 

まずは生化学のページから解説していきます。

画像が見づらくて大変申し訳ありませんが

このように項目が挙がってきます。

このページの読み取り方としては上から順番に問題があるという解釈になります。

この方の上位にくる項目として

インスリン血糖などがあります。

 

何か、ここで疑問に思いませんか?

 

 

この方は減量のために糖質を制限している、そして運動をしているにも

関わらず、血糖値を下げるためのホルモンであるインスリンが上位にきており、

更に血糖値も高いことを示唆するデータが出てきています。

 

 

そしてもう少し下の方を見ていくと

血漿中の中性脂肪、血清トリグリセリド、尿中たんぱく、尿中アンモニア

などの項目が挙がっています。

このデータから脂肪やたんぱく質がエネルギーとして使用されていることが

考えられます。

筋肉は運動時、糖をエネルギー源とするため、糖が不足している状態で

運動を行うと脂質やたんぱく質を利用し糖新生を行います。

 

私はこのデータをこう解釈します。

「糖質制限をした状態で激しい運動をし、何とかエネルギーを確保するため

たんぱく質と脂肪から糖新生を行なった。しかし酸素が少ない状態での運動では

糖を完全に燃焼できないため、新生した糖がエネルギーとして利用しきれずに

血糖が高くなってしまった。」

今のことを踏まえると上の画像と辻褄が合います。

この方の病態で一番問題になっているのは糖質代謝異常です。

糖を意識して控えているのにです。

 

 

ですのでこの方に今一番必要なのは休養果糖の摂取です。

 

果糖は脂肪のエネルギー代謝が優位になっていても

糖のエネルギー代謝を促せる唯一の糖です。

もしくはブドウ糖と果糖のコンビネーションでもいいです。

 

あとは運動で特にマグネシウムを消費しすぎていることが

考えられますので、にがりの摂取エプソムソルトの使用などで

補給していった方がいいですね。

画像が見えにくくて本当にすみません。

データの並び方のイメージの参考にしてください(^_^;)

 

今回の症例から言えることは

短期間での減量は必ず臓器に負担をかける、体調を悪い方向に導くということを

改めて感じた症例でした。

 

皆さんも運動するときは単糖の摂取をしっかりしてください。

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