こんにちは。
前回の記事で情報のシャワーを浴びよう〜臨床家編〜をお伝えしました。
まだ読んでいない方は先に臨床家編から読んでいただけると理解が進みやすいと
思います。
今回はクライアント編です。
いくら我々臨床家だけが情報のシャワーを浴び続けていても
クライアントがそれに賛同しなければ治療は進みません。
仮に臨床家がクライアントにとっての情報のシャワーであるとします。
そこでクライアントにシャワーを降らせても
クライアントが傘を差していたり、カッパを被っていたらシャワーは
身体には届きません。
治療場面でよくある例をお伝えします。
①
臨床家:家での体操をしっかりしてくださいね。
できればウォーキングも頑張ってください。
クライアント:なかなか家だとできませんね。
寒いと外には出れないですね。
②
臨床家:靴・中敷の影響で痛みが出ていると思います。
変更した方がいいと思います。
クライアント:いくらですか?
臨床家:靴は1万円程度、中敷は5千円程度です。
クライアント:高いですね。検討します。
③
臨床家:食事の方はどうですか?
クライアント:油は結構使っています。
臨床家:油は神経や血管にダメージを与えるので控えめにしましょう。
クライアント:家族も一緒だしな・・・・
など何かと理由をつけてシャワーが降っているのにバリアを張ってしまう方が
います。
情報に対してアンテナを張り巡らしていて
情報を取捨選択していく過程で
この人の言うことは信じられないと判断して
拒否するのは賢明だと思います。
しかし、痛みはとりたいけど
そんなめんどくさい事はできない、そんな事は関係ないと思うなどといった
情報に対してバリアを張る態度では治癒は難しいです。
クライアントにお伝えしたいこととしては
まずは痛みをなくしたいのであれば、情報のシャワーを浴びて
色々と試していく中で自分で取捨選択をしていくということです。
情報のシャワーの浴び方は色々あります。
テレビ、インターネット、本、研修会、人に会うなどなど・・・・・
個人的な一番の近道はなるべく早く信頼できる人を見つけることです。
そのためにはその人に会って、信用できそうかどうか確かめることが大事です。
魔法の治療はありません。
長い目で身体に向き合っていきましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました☆