こんにちは。
今回は足の引き攣け対策についてお伝えしていきます。
「運動中によく足が攣る」「寝ている間に足の引き攣りが起きる」などと
いった症状の方がおられます。
そのような方はマグネシウム不足が疑われます。
マグネシウムとは代謝に関わる重要なミネラルであり、酵素の働きを活性化する
などの重要な働きもしてくれます。
そして弛緩ミネラルとも言われており、筋肉を緩める作用があるのです。
大抵の方は、生きてきた中で「足が攣る」という経験をされたことがあると
思いますが、その際の筋肉の状態を覚えていますか?
緩めようと思っても、緩められないのです。
ふくらはぎであれば、ストレッチでなんとかなりますが、他の部位となると
どうストレッチしたらいいかわからず、もがき苦しむことになります。
ここで当クリニックでリハビリをさせていただいている患者様で
マグネシウムが功を奏した症例を紹介します。
夜間の両足の引き攣りを主症状として来院され
「腰部脊柱管狭窄症」と診断されリハビリ開始となります。
下肢の柔軟性は比較的良好も骨盤周囲、頸周りに柔軟性低下がみられます。
まずは骨盤周囲中心にストレッチ指導を行います。
週1回介入させていただいており、来られるたびに1週間の様子をお聞きします。
ストレッチで少し緩和するも、スッキリはしないとのことです。
次に腰、頸の保温を勧めます。
やはり、攣る回数は減るもののまだ不安があるとのことです。
最後に勧めたのが「にがり」です。
「にがり」とは塩化マグネシウムのことで、
ナトリウムとマグネシウムが組み合わさったものです。
これがバッチリハマったようで、
次に来院された際には「にがり」を取るようになってから
足の攣りはすっかりよくなったとおっしゃられました。
私自身もよく足が攣っていたのですが、にがり摂取により
今では足が攣ることがほとんどなくなっています。
そもそもマグネシウムはなぜ不足するのでしょうか?
主な原因は「ストレス」と「運動」です。
過度なストレスと過度な運動ではマグネシウムを中心とする
ミネラルの消費量が増大します。
ですのでストレスが強い方、たくさん運動される方ほどマグネシウムが
不足しやすいのです。
現代人は常にストレスを抱えているため、おそらくほとんどの方が
マグネシウム不足であると思われます。
足が攣る、手が攣る、首が攣る、瞼がピクピクするなど
どの部位でも同じです。
このような症状がある方はマグネシウムの摂取をオススメします。
方法としては「にがり」「塩」などをお茶やコーヒーなどに少し入れる、
お風呂に「エプソムソルト」を入れるなどがオススメです。
ぜひお試しください☆