慢性痛でお悩みの方へ

痛み・しびれについて

こんにちは。

 

今日は慢性痛のお話をさせていただきます。

 

まず、慢性痛というのは3ヶ月を超えても持続もしくは再発する、または

急性組織損傷の回復後1ヶ月を超えて持続する、または治癒に至らない病変に

随伴する疼痛であるとされています。

 

実際にクリニックに勤務していると、様々な方が患者様として来られ

 

リハビリの期限内の150日以内に症状改善に至る方もいれば、

 

症状が改善せず終了される方もおられます。

 

どれくらいでよくなりますか?

と時々、質問をお受けすることがありますが、

正直言うと、初回に即回答することは難しいのです。

 

それは生命体は複雑系だからです。

 

どういうことかと言いますと

例えば右肩が痛い方が来院されたとします。

整形外科的に「右肩関節周囲炎」と病名が付きました。

では原因は右肩関節周囲炎だから肩が痛いと言えるのでしょうか?

肩が痛いこと右肩関節周囲炎という病名も全て結果です。

 

では原因はなんでしょうか?

スポーツや仕事でのオーバーユース、同一姿勢の取りすぎ、スマートフォンなどの

過使用などが考えられます。

 

 

………………

 

 

 

 

 

ん?本当にそれが原因でしょうか?

 

 

では肩を使うスポーツをしている人全てが肩が痛くなっているでしょうか?

デスクワークをされる人全てが肩が痛くなっているでしょうか?

スマートフォンばかり使っている人全てが肩が痛くなっているでしょうか?

 

 

 

 

そんなことはないですよね。

 

 

ではタバコの吸いすぎが原因?食生活の乱れが原因?睡眠不足が原因?

 

 

 

これも先ほどと同じようにそうとも言えないのです。

 

 

しかし食生活も乱れていて、仕事で目を酷使していて

家でもスマートフォンばかり見ていて、夜はあまり眠れません。

 

というと肩が痛い人の割合が増えると思います。

 

このようにいくつかの条件が重なって痛みが出現するのです。

原因は1つということはありえないのです。

 

本日のお題にもある慢性痛を改善方向に向かわせるには

様々な視点が必要なのです。

 

その中でも私が重要視しているのは食事運動です。

 

慢性痛をお持ちの方はこのどちらか、もしくは両方に必ず問題があります。

 

運動に関しては

全くしない

運動はするけど同じ運動しかしない

息切れするまで必死になって運動している

の3パターンが問題となります。

日によっては、ウォーキングからランニングで気持ちよく汗を流す程度に

運動をしたり、また別の日には各部位の筋力トレーニングを行ったりするのが

理想的です。

一番よくないのは指導された運動を全くしていないことです。

これで治らないというのは当たり前です。

 

次に食事についてです。

何も意識せず食べたいものを食べたいだけ食べている。

メディアに流され誤った食事方法を実践している。

この2パターンが問題となります。

これは私自身どちらも実践していたのでなんとも言えませんが、

本当に危険です。

一つ目の食べたいものを食べたいだけという方がまだマシです。

 

テレビや本、ネットなどから情報を得て何かの食事法を実践する場合は

必ず3ヶ月は続け、体調の変化を気にしながら実践してみてください。

体重や体脂肪が落ちているからといって、必ずしも健康に近づいているとは

言えませんので、あくまで気にするのは体調の変化です。

個人的に実践して身体が悪くなった例を挙げると

・身体の冷えが強くなった。

・心臓あたりに痛みを感じるようになった。

・肌荒れがひどくなった。

・疲れやすくなった。

などです。

反対によくなった例を挙げると

・肌や髪に艶が出た

・疲れにくくなった

・ネガティブな思考が減った

・足が攣らなくなった

・頸が凝らなくなった

などが挙げられます。

崎谷博征先生の薦める原始人食を、現在も実践中で

このような変化を実感しております。

 

整形外科やリハビリでは基本的に運動の方法は指導します。

ですので、それでもよくならない場合は他の因子に目を向ける必要があるのです。

私の場合は実体験からも食事はかなり重要だと感じております。

 

もしも、今努力して症状改善を目指しているが一向に回復する気配がない

 

という方がおられましたら、ぜひ崎谷先生の原始人食をお試しください。

 

きっといい方向に向かいますよ☆

 

崎谷先生の書籍は年々、内容がアップデートされておりまして

私がわかりやすくてオススメするのは以下の本になります。

 

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