腰痛は自分で治す

姿勢・運動について

こんにちは。

 

今日は腰痛のお話です。

 

20歳以上を対象とした2010年の大規模調査によると

推定2315万人が3ヶ月以上続く痛みを訴え

そのうち約6割の人が腰痛に苦しんでいることがわかっています。

 

1000万人を超える日本人が「慢性腰痛」に悩んでいる計算になります。

しかも腰痛のほとんどが原因不明とされています。

 

なぜ原因不明とされているのか・・・・

 

それは「客観的な検査データのみで原因を特定できないケースが多いから」

 

だと言われています。

 

あとは複数の原因が重なっていることが考えられます。

一般的には

①腰の骨や筋肉に異常がある

②他の病気(内科疾患など)由来

③心因性

などが原因と言われています。

 

では病院でどのような治療が行われているか・・・

 

 

服薬、注射、運動療法、物理療法、手術などです。

 

 

整形外科的にはこのような治療が一般的です。

 

 

腰痛の原因として挙がっている項目から考えると、内科や精神科も

 

 

絡んでくるはずですが、「腰痛」といえば整形外科で

 

 

そこで治らなければ我慢するか手術といった流れになっている傾向はあります。

 

 

どうしても、お医者さんは短い診察時間で様々のことを判断しないといけないので

 

 

局所以外を診る余裕もなければ、局所以外のことに関わっている暇も

 

 

ありません。

 

 

ですので我々、理学療法士がしっかりと問診し、

様々な可能性を提示する必要があるのです。

 

 

事故などの明らかな外傷でもない限り、

患者様の生活の中の何かが原因となって痛みが出ていることは

間違いありません。

 

しかし、とりあえず薬と注射で症状をごまかすために来院し

おまけにリハビリでマッサージも的な感覚でおられる人は少なくないようです。

まずそういった方は絶対に治りません。

 

 

 

アメリカで理学療法士をされている日本人のセミナーに参加したことが

ありますが、アメリカでは自分で体操をしてよくなろうとする文化が

あるようです。そしてホームエクササイズを頑張るそうです。

 

 

これを言い出すと医療費のことや国民性なども絡んでくるのですが、

 

 

要するに自分で何とかしようとしないと何ともならないということです。

 

 

 

なので、まずは整形外科で教えてもらった体操をしっかりと行うことが大切です。

 

 

 

私が特に腰痛治療に必要だと感じているのは

①背骨(特に骨盤周囲)の動きをしっかりと出すこと

②足元を整えること

の2点です。

 

まず①ですが「うつぶせユラユラ」という方法があります。

方法はうつぶせになり、金魚のように腰を揺らすだけです。

詳しくはサイトで確認していただいたらいいですが

一番大事なのは一生懸命やらないことです。

 

②については

意外に思われるかもしれませんが

「足と腹圧」が大きく関係しているのです。

これは足裏のどこに刺激が入るかによって腹圧が高まったり、反対に弱まったり

します。

皆さんも上記の写真のようなテストを行ってみてください。

まずは「踵の外側」をスリスリと優しく触ってみてチェック、

その次に土踏まずをスリスリと触ってみてチェック。

 

 

どのような結果になりましたか?

ほとんどの方は踵の外側を触ると抵抗に対して耐えることができたと思います。

「踵の外側」に刺激が入ると腹圧が高まり、腰に負担がかかりにくいのです。

 

 

これで靴選びはどうしたらいいかわかりますよね?

 

 

 

踵が硬くてしっかりしたものを選ぶことが大切です。

個人的にはsalomonasicsがオススメです。

特に立ち仕事で踵が柔らかいものを履いていると腰痛には致命的です。

 

 

 

まずはこの2つを試して腰痛が改善するかどうか経過観察してみてください☆

 



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