糖質摂取のすすめ part2

食事・栄養

こんにちは。

 

前回は、三大栄養素の中でも糖質を積極的に摂取することで、

 

エネルギー効率の面から「心身ともに疲れにくくなる」ということを

 

お伝えさせていただきました。

 

しかし、糖質といっても色々な種類の糖質があり

 

果物も糖質を多く含みますし、イモ類も糖質が豊富です。

 

またケーキや饅頭などの甘い食べ物も糖質を多く含みます。

 

その中でも全ての糖質が身体にいいと言うわけではなくて

 

過剰摂取により身体の不調を引き起こす糖質もあります。

 

糖質の種類や、個々の身体の状態によってオススメできる糖質が

 

変わってきますので紹介していきます。

 

糖質の種類について
糖というのは単糖類、二糖類、多糖類の3つに分類されます。
単糖類:ブドウ糖や果糖などのことを指し、果物や蜂蜜などに豊富に含まれます。
二糖類:単糖が2つくっついている糖であり、
    ショ糖や砂糖などは二糖類に分類されます。
多糖類:単糖がいくつも連なっている糖。
    ご飯やパン、イモ類などデンプン質のものは多糖類に分類されます。
問題となる糖
上記の3つの糖の中で過剰摂取が問題となる糖は多糖類です。
その理由として
「高血糖に続く反応性低血糖」
「腸の通過障害によるSIBO」
が挙げられます。
まず一つ目の「反応性低血糖」ですが
多糖類というのは単糖がいくつも鎖で繋がっているような状態ですので
体内でエネルギーとして利用できる形になるまで2時間程度かかると
言われています。
その間、糖は血中を漂うことになります。つまり高血糖になりやすい
ということです。
高血糖自体は体内で大きな問題になることはほとんどないのですが、
急速に高血糖になると血糖値を下げるために大量のインスリン分泌が行われます。
単糖類や二糖類を摂取した時と比較し大量のインスリンが分泌される
ため血糖値が低下するのも急激になります。
そして血糖値が正常値よりも大きく低下し低血糖状態になることがあります
低血糖状態は命に関わるほどのストレスですから
アドレナリンやコルチゾールなどのストレスホルモンを分泌することで
血糖値を上昇させようとします。
これらのストレスホルモンは脂質やタンパク質、または皮膚のコラーゲンなど
を糖に変換して血糖値を上げようとするため
身体には様々な問題が生じてきます。
例えば脂質(特にプーファ)がエネルギーとして血中に遊離してくると
免疫系に異常をきたしたり、神経・血管を傷つけたりします。
タンパク質は代謝の過程で猛毒のアンモニアが発生するため
解毒のために肝臓に負担がかかります。
皮膚コラーゲンが分解されると肌荒れや乾燥肌などの症状が出現します。
このように体内で糖以外のものがエネルギー代謝の主役になることは
身体に大きな負担をかけることになります。
続いて「腸の通過障害によるSIBO」についてですが、
まずSIBOとは小腸内細菌異常増殖症の略です。
多糖類などのデンプン質の食べ物は粘り気が強いため
腸内を通過する速度が遅くなってしまいます。
そのため、小腸で細菌が増殖し消化吸収障害や全身に炎症反応
引き起こします。
治療に使える糖
反対に、身体に負担をかけずに種々のストレスに対抗できる糖もあります。
単糖類であれば果糖、あとは二糖類でブドウ糖と果糖のコンビネーションも
非常に有効です。
世間では果糖は悪者にされがちですが、
いくら食べても問題ないどころか、心身ともに元気になっていきます。
このように糖といっても治療に使える糖、過剰摂取で全身に炎症を引き起こす糖など
様々です。
できるだけ果物やハチミツを積極的に摂取していくと健康に近づけますので
ぜひお試しください。
ちなみにハチミツを常食する場合は、ハチが活動する環境、シロップフリー、非加熱など
様々な条件をクリアしていないと身体の不調を招くこともありますので要注意です。
普段の食事の三分の一は良質な糖を摂取することをオススメします。
ではおやすみなさい💤
タイトルとURLをコピーしました